第24話
「…まあ、全く知らない奴のなら駅員に渡すか」
結局俺はその定期入れを拾い上げ、ついでに持ち主の名前も確認……
するまでもなく、一度開いた定期入れを閉じ、定期入れのデザインを確認した。
黒の革で出来た、折り畳み式の、シンプルだけど大人な雰囲気を持っているデザイン。
「…」
定期入れを再び開き、定期を確認。
そして、定期入れを閉じると、定期と重なり合うような位置にあるのは、毎日見ている人物の顔写真と、名前。
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