第20話
暁に春が来た。
「……そう、そうなの。」
なんと、喜ばしい。
もたらされた幸福を噛み締める。
いつの間に、暁は、そんな子に出会っていたのか。
あれ?
「…………。」
ふと、目を瞬かせる。
「……戸田?」
「はい?」
「貴方も、暁の”彼女“の事を知っていて、今まで私に黙っていたのね?」
じろりと、私が睨み付ければ、戸田は困ったように微笑んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます