第46話

「1年」


俺たちが2年になり、

いきがいいのはいるか

3階の1年の教室を片っ端から

授業中に幹部で見て歩いた

授業中にタバコを吸いながら

ドアや教室の壁を蹴り上げながら

普通に教室に入って行く

俺たちは

1年からすると

怪物のような存在だった

中に入って行き、

目を逸らさず見ている小僧には

そいつの机を持ち上げ、

『おい、なんか文句あんのか?』

と言い机を投げつけたり

そのまま殴られるヤツ

髪を引っ張り教室の前に出されて

『おい、早く言いたい事言え』

など、言い

言えなければ

教師が使っている大きい

机を投げつけた

授業中に教室を占領されても

教師は一応注意はするが

『うるせーよ、テメーから

やっちまうぞ』

と言われ、

それでも

『いい加減にしなさい』

と言う教師は本当に

『邪魔だっつってんだよ』

と殴った

そうして1組から6組まで

周り終わり


1年の廊下の多目的ホールで

俺たちは

『まぁまだいきのいいのはいねーな』

豊が

『ちょっと反抗するヤツもいねー』

聖川が

『俺たちならどうしてた?』

光ちんが

『JJの先輩幼馴染だしなぁ、

知らない先輩だったとしたら…

やるな』

龍善が

『当然だろ、なんで急にやられなきゃ

 いけねーんだ、なめんな』

俺は

『だよなー、まぁ普通は2年、3年で

力付けるからまぁ様子見だなー』


『まっ戻るか』

と言い、授業中の自分の教室に入り、

ガムを食べていると

注意してくる教師がいた


『ポケットに何入れてるの?

タバコを出しなさい』

俺は

『うるせー、近付くな』

と言ったが

無視をして胸ポケットに

手を入れようとして来た


俺はその瞬間急に切れて

『さわんな』

と言い

“ドス"

本気で腹を殴った


手の感触で完璧に入ったのが分かった


教師はその場にうずくまり、

消えかかりそうな声で


『一条君それはないでしょう』


と言い、しばらくうずくまり

教室を出て行った


豊が

『うわー』

と言い


チャイムが鳴り

3人教師が入ってきた

『今救急車で先生が運ばれた、

相当打ちどころが悪かったみたいだ、

今回は警察に隠せないぞ』


と言った


俺は

『ああ、逃げねーから安心しろ、

今職員室行く』

『今教室にいるヤツら誰にも言うな、

心配するし、仲間が暴れるからよ』


とだけ言い


教師と職員室へ向かった

歩いていると、逃げないようにか

近付いてくるので

『近付くな、逃げねーっつったよな?

テメーらもやっちまうぞ』


と言い職員室に入り、誰の椅子か

分からないが座り

職員室のコーヒーを飲んだ

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