第12話

コンコンコン。


暫くすると扉を叩く音がして、1人の男の子が入ってきた。


細長い手足に小さな顔。


正直、あまりタイプではなかった。


「貴方が噂のイケメンくんだね。」


俊平が隣に行けとうるさいので

渋々挨拶を交わして隣に座った。


そっけなくて、

私の事は特に興味なさげだった。


私の今日の獲物はいなかったなあ。

なんて考えながらまたカクテルに手が伸びる。

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