第4話もうひとつの日常

私は阿井トオル。

世に言う、アイドル。


毎日が、とても忙しく青春を謳歌していない。

ドラマの中では、高校生を演じる事が多いが、所詮は疑似体験。

本当の私ではない。


芸能界という籠から飛び出して、ひろい世の中を飛び回りたい。

というのは、贅沢なのか?


「トオルちゃん、今日はどうするの?」

「そうね・・・」


今日は久しぶりのオフ。

本来なら、引きこもるのが吉かもしれない。


でも・・・


「今日は、外で遊んできます」

「気を付けてね」


マネージャーや仕事仲間から、声をかけられる。


簡単な変装をする。

意外と気づかれないものだ。


外へ出て、しばらくすると同じ年頃の、高校生の男女のグループに出会う。

まるで、漫画でよんだ組み合わせだ。


私も入れてもらおうかな?

なんてね。

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