第41話

そして、バンッ!


と自動販売機を叩いた。


手に持っていた缶コーヒーはこぼれた。


「馴れ馴れしく


名前なんかで呼ばないでくれる?!


仕事中に、名前で呼ぶ必要がどこにあるのよ!!」


フーッ!フーッ!と


私は怒った猫みたいに息が荒くなる。


そんな私をみて、


石垣くんが笑った。

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