第44話
「有紀くんは?寝ないの?」
いつの間にか緊張は無くなって、
私はまた布団に横になる。
「俺?俺はまだ寝ぇへんで。
せーっかく今日出来たかーわいい
女の子のお友達と話したいからなぁ!」
クスクスと笑いをこらえながら、
有紀くんはそう言った。
「…からかってるなら切るよ。」
ガチトーンで私は呟いた。
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