第38話

「もしもし。」


どことなく緊張している様な声やった。


だから俺は柔らかく、


「もしもし?はるちゃん?」


と名前をよんだ。


ふと時計を見ると、22時23分やった。


せやから、


「…寝るとこやった?」


と、少し申し訳なく聞いた。

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