第46話

思うように身体が動かせない。


声も、思うように出ない。


「わ、たし…ど、…たの?」


私は無理矢理声を発した。


それはとてもつたない言葉だった。


私の声を聞いた竜也は。


「脳出血で、意識を失ってたんだ。」


と、また泣きながら答えた。

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