第40話
「駄目だよ。」
小人は少し強い口調でそう言った。
そして、もう一度
私の背中を押すと、
「…早く戻って。
おねえちゃんなら大丈夫。」
と何時も間にか私の前に
空いていた穴へと
強く背中を押して落とした。
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