第30話
僕は公園の遊具で遊んで、足を滑らして落ち、
大怪我をしたと言い張った。
そして父は言った。
「お前のせいで余計なお金がかかる、迷惑だ。」
と。
やっぱり心配などしてくれなかった。
僕は存在しているだけで迷惑なんだ。
知ってたよ。
だけどこんな時くらい心配してくれても
いいじゃないか。
僕は一人ベットの上で泣いた。
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