第18話

なんで悲しかったのか、それは分からない。


ただ僕は一人膝を抱えて声を出さずに泣いた。


もう嫌だ、死にたい、


なんで僕は生まれてきたんだろう。


なんでこんな生活をしなければならないのだろう。


僕が消えたって、誰も悲しむことなんてないんだ。


家族だって、


学校のクラスメイトだって


僕が死んだところでなんとも思わないんだろう。

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