第14話

さて話に戻ろう。


僕は24年間無駄に生きてきた。


誰にも認められず、認めてもらうことさえ辞めた。


僕が生きている意味なんて分からなくて


中学に上がってからは、毎日リストカットをしていた。


僕の腕が血に染まっていないことなんて滅多になくて


毎日毎日傷つけた。


大人になった今でもしてしまうことがある。


だけど、それが今の僕を支えていてくれてる訳で。


僕からリストカットを取ったら一体なにが残るだろうか、


と言うほど僕はリストカットに依存している。

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