第7話姉について

姉は恩人でもある。私が障害を抱える原因となったイジメについて両親に絶望した後次に打ち明けたのは姉であった。


姉はすぐ私を救ってくれた。だから私にとっては恩人でもある。


しかし姉は私の話を聞きたがらない。聞きたく無いと言う。


性暴力を受けた話を何気なくしようとした時ですら

「そんな話聞きたくない!!」

と激しく拒絶した。基本的に私の障害の話については無関心である。本人曰く興味が無いらしい。


どうでもいいそうだ。


障害があって日常生活に支障をきたすなら病院に入院したら良いというスタンスである。


なのでよく両親と喧嘩する。もちろん私の入院について。ちなみに私は障害を抱えてはいるが日常生活には問題ない。仕事もしている。


それでも姉にとっては入院させたいらしい。目障りなんだとか…。


よって姉は私にとって敵でもある。












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