第5話
「出かける時天気予報くらい見るだろ、普通」
男の人が呆れたように言った。
「出る時、晴れてたので…」
「今日の天気予報、思いっきり夕方から雨だったぞ」
えっ。
「…今度からはちゃんと天気予報見てから出ます」
「そうしろよ。濡れると風邪ひくしな」
こういうさり気なく優しいとことか、女の人にモテそうだな。実際顔もかっこいいし。
…ちょっと口悪いけど。
「あの…お名前聞いてもいいですか?」
「俺?…俺は達馬。荒木達馬」
荒木、達馬。
「お前は?」
「…私は、」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます