第3話 花火

そんなに落ち込まないでよ




ごめん…スマートボール




責任感じたんだ。案外、男っぽいんだ




だって君は2つとも入れて、僕は全滅なんだからさ




かっこわるい?




そりゃかっこわるいよ




じゃ、名誉ばんかい。わたがし買って




もちろん、買ってあげるよ。そんなことで名誉ばんかいにはならないけど




わぁ〜ありがとー。あまーい。ふわふわ。大好き〜




ふふっ。いいなぁ〜わたがし




食べる〜?




いや、食べたいんじゃなくて




じゃあ、なによ? そういえば、お祭りに誘ってくれたときも、私がわたがし好きなんだよね、と言ったら、聴きまちがえて、そんなストレートに、とかヘンなこと言ったわよね? なんて聴きまちがえたの?




えっ、それ聞くの?そ、それは…




なによ、はっきり言いなさいよ〜なに下向いてるのよ…




わたがし好きなの、でなくて、わたし…




わぁ〜〜見てみて!花火だよ。すご〜い。きれい〜もっと近くに行こうよ。ほら…




あ、ああ。本当にきれいだよね、パッと暗闇に浮かんで



ぜんぜん見上げないで、どこ見て言ってるのよ〜


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超短編

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