第2話

人生歴二十年と言えど、様々な人に出会ってきた。

その中でも、「私」を「私」にしてくれたのは、恩師である合唱団の先生である。

出会いは幼稚園を卒業して、小学校入学を前に心躍る春だった。


幼稚園の年長さんの頃、お歌の時間というなんとも可愛らしい時間があった。

当時は「崖の上のポニョ」が世間を賑わしていた頃で、お歌の中にポニョがあった。アイドルになったように、自分の世界に没頭して踊りながら歌っていると担任の先生に、

「お歌がすごく上手だね!合唱団があるから、見に行ってみない?」

と誘われ、褒められたことで有頂天になっていた私は母が仕事終わりに迎えに来てくれてすぐにその話をした。

母は私にそろそろ何か習い事をさせたかったようで、話はとんとん拍子に進み、練習に参加してみることになった。

幼い頃とは何でも楽しく感じてしまうようで、後の青春時代を棒に振ることになるとも知らずに私はそのまま入団してしまったのである!


14年間の私の合唱団での生活や面白かったエピソード等々は、ネタが尽きた頃に

また今度。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

将来未定、 @sa-ti

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ