第6話
『お前とはただの遊び! 俺、他に本命の彼女居し、なんならその彼女と来月結婚式挙げるつもりだから』
婚約者だと思っていた総一郎さんに、朝、自分はただの遊びだと告げられた。
そして、来月、本当の婚約者と結婚式を言われた。
だけど、私は、今でも彼を愛している。結婚したいぐらいに。
でも…彼は私のことなど愛してもいなかった。私は、ただの遊び。
それも、彼にとっては自分の身の周りの事をしてくる住み込みの家政婦さん。
バカみたい。婚約指輪を貰って…同棲しようと言われて…彼の婚約者になれたと一方的に浮かれて。
バカみたい。そこに愛なんてなかったのに。
「…好きだったのに。結婚できるって信じてたのに…」
ここにくる前に涙は全て出し切ったのに…
來未の目から涙がまた流れ始めた。
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