紹介・催促
第12話
「ねぇ、暁。」
「うん?」
「ここは、どう解くの?」
「どれだ?」
私の隣に座り、パソコンで仕事をこなす暁が参考書を覗き込む。
「あぁ、これはーーー」
さらさらと暁によってノートに書き込まれる数式に、私は視線を向けた。
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