出会いの季節

歓迎会で

第1話

大学を出て就職した会社の上司を好きになっちゃいました。




今日は新入社員歓迎会。


あまりお酒に強くない私の隣に座った主任の上條さんは、次々注がれる私のグラスに入ったビールを、自分のグラスに移し、飲んでくれてる。


「主任、すみません。」


「大丈夫だよ。」


にこっと笑った笑顔に、心を奪われた。


「ちょっと、お手洗いに。」


2杯飲んだだけなのに、立つときフラついて主任に支えられる。


「坂本、安藤さん、トイレに連れていくから。」


「あ、はい。」


主任に支えられたままトイレに行く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る