プロローグ

第1話

…は~い、はいはいはいはい!


 そこにいる五人の皆さん、こちらに注目注目~~っ!


 はいはい、そうそう!こっちですよ、こっち!はい、よく気付いてくれました~っ!


 皆さん、初めまして。まずは皆さんのご無事を、心から祝福致します。おっめでとう~~~♪


 …ん?何ですか、皆さん。やけにテンション低いですが、もしかして覚えてないとか?


 いやいや、ないないない!


 あんな、とんでもない事故に巻き込まれちゃったってのに、覚えてないなんて…うん、あり得ませんよ皆さん!?


 …え、マジですか?マジで、誰も覚えてないんですか?


 え~…嘘でしょ!?


 おっかしいなぁ…?皆さんは特にお身体に何の支障もなく目覚められるはずなのに…。それだけ衝撃が強かったって事なのかな。そうなら、こちらとしても納得いくんですが。


 よし、それなら教えてさしあげます。でないと、皆さんの方も納得いかないでしょうからね。


 あっ、ただしですよ?話の途中で罵声を浴びせるとか、暴力に訴えるとかはなしですよ?ちゃ~んと最後までのご静聴、よろしくお願い致します。


 ではでは、お話しさせていただきますね。

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