占い

第22話

セナは例の占い師さんに教わり、師が亡くなったので、コーエン共和国唯一の占い師になっていた。占い師が皇女殿下とは誰も気づかない。だが、お城に出入りしてるので、目立ちはした。

セナはベンジャミンの顔を見た途端、事情が分かったようで、すぐに占いを始めた。

セナはベンジャミンの想いを汲み取り、9枚のカードを取った。そして一言いった。

「調和が大切でしょう」と。調和?詳しく聞こうとしたら、「それは陛下が決めるべきです」と一礼をして去っていった。

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