第71話

そのときにナオコがレズだってことを知った。




ナオコは私から離れられなくなった。




私の言葉がナオコの中ではモラルになった。





ナオコがバスタオルを巻いて寝室に来た。




「ナオコありがとう。トモ子はうまく仕込めたよ。みんなナオコのおかげ」




私が言うとナオコは抱きついてきた。




「良かった!理央に喜んでもらえて」




普段のナオコからは想像できないほどしおらしい。




「私、ホントはあの3人もムカつくの…… いつも理央といるから」




「大丈夫。あの子達は役に立つからいるだけ。ホントの親友はナオコだけだから…… 2人だけの秘密だよ。」




「うん」




「ねえ、私達は親友だよね。」




私がナオコを見つめて言う。

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