♦日常♦

第31話

トモ子にとって学校は地獄から天国に変わった。



私はトモ子がいつも読んでいるお気に入りのマンガを見せてもらった。




内容は……




私が小学生のときに読んでいたようなヤツとほとんど変わらない。





トモ子はこんな恋愛がしたいのかと考えると笑える。




「ありがとう!最後のほうは泣きそうになった」




一応最後まで読んだから。



こんなのに感動して泣くのは頭がイカレてるとしか思えない。



でも友達は傷つけないようにしないと。




私がマンガを返すと




「でしょう!とくに……」




トモ子は嬉しそうに喋りだした。




先月まではオタクの友達と喋っていた内容を私に聞かせる。




確かに内容は過激になってるけど、学校でいきなりセックスして妊娠したり……




馬鹿だろオマエら?て感じで超ウケた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る