第22話

「あいつらいい仕事するよね」



マキが笑いをこらえて言う。




「今日で3週間目じゃない?」



ミホが手鏡を見ながら指をおって数えた。





「たしか今日じゃない?助けてあげるの?」



ヒナはもの覚えが良い。





ふーっと息を吐いた。




今日は仕上げの日だった。




ムカつく日本史のおかげで忘れてた。





いつもは人気の無い体育倉庫とかでいじめるけど今日は助けてあげる日だから目立つところでやってくれないと。

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