第40話

「……大我。話があるんだけど……」




「?……どうした?」



「……単刀直入に言うね。



……ここではこれ以上の能力アップは無理。


アメリカに帰って。」





「!?何言って……」





「あの人の元で教わった方が早い。

ここではもう教わること何一つない。あるとしたらチームプレイだけ。


あとはもう個人的な能力アップになる。


そうなった時に、あなたがここにいても皆の妨げでしかない。


大我、あなたとチームのみんなの為にアメリカへ帰ってほしいの。


それであの人のところで教わってきてほしいの。」




「……リツ。」




「……今日桐皇にあったでしょ。…私らだけじゃないのよ。きーくんや大くん、真くん、むっくんも

みんなパワーアップしてると思う。


私たちだけが練習してるわけではないの。

みんながこれから試合で渡り合っていくための方法なの。


みんなには私から説明するし、こっちのことは逐一報告する。」




「ーーーーわかった。」



「じゃあこれ持ってって!!」



「!チケットとパスポート……!!」



「あの人から預かってた。……行っておいで、大我。」



「ーーーーーーーーあぁ!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る