第6話


「なんか良いことないかなー!」


「ゆいなどうしたの笑」


「人生つまんない」



なんて言いながら

クラスで一番稼いでいる私が何を言う。


ブランドものをまとって

粋がってる高校生。


今となっては恥ずかしい。


だからだろうか、人一倍浮いていた。

仲良くしてくれたことに感謝はしてるけど


未だに消えないモヤモヤがある。


きっと

同級生を下に見ていたんだと思う。


そんな自分に今は嫌気がさす。

もっと平等にしていればよかったと。

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