第4話


高校の私は、「ゆいな」


「ゆいな~今日もバイト?」

「JR乗って30分、からの地下鉄~」

「うわっ何のために頑張ってんの??」


「母親に仕送りかな、独り立ちしたし」



高校4年になっていた私は、一人暮らしを始めていた。

とはいえ、デリバリーヘルスの寮なんだけど。


18歳になって、初めて親もとを出て


わくわくしている自分がいた。



「一人暮らし、寂しいけどいいね」


なんて呟きながら。

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