第5話
だとしても…、だ!
どんなにハイスペだろうと、この男だけは恋愛対象外。間違っても、どうこうなる事はありえない。
なぜなら、奴の第一印象は、とにかくイケメン。でも、チャラそう。それに、ちょっと馬鹿でクズっぽい……かも?いや、断言してよかったよね。
中身を知った今、それは寸分の狂いもなく正しくて、私は思いのほか人を見る目があったと自負している。この男に限ったことだけど。
ただ………、正直…、出会ったばかりの頃は、ほんの少しだけ好きだった…こともある。
本当にほんのほんのほんの少しだけ!
だって、顔はもろ好みだし、仕事は三人分くらいは余裕でこなす感じで相当デキるし、時折見せる強気な瞳がすっごく魅力的に……見えちゃったんだもん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます