第8話   誰かついて来た

ヨウイチは、夕方になり、家に帰ろうとして家路を急いで居た。

ガサガサガサと横から、音がしていた。

ヨウイチは、タッタッタッタと歩いていると、その後ろからタッタッタッタと歩いて来ていた。

ヨウイチが「ガラガラガラ」と玄関を開けて「ただいま」と大きな声で帰って来た。

母親のサチコが「あら、お帰り。今日はちょっと早いのね?」とヨウイチを出迎えた。

ヨウイチは靴を脱ぎ、家の中へと入って行った。

ヨウイチは思わず寝てしまうと何処からともなく「きゃー、あなた誰ですか?」と母親のサチコが玄関から大きな声が聞こえて来た。

ヨウイチが「母さん、どうしたんだ?」と玄関に行くと、犯人が「こいつの命が欲しければ、早く金をよこせ」と母親の首元にナイフを突きつけていた。

ヨウイチは「分かりました。持って来ます。今あるお金はこれだけです」と犯人にお金を渡すと、警察に通報したヨウイチは、警察のブザー音がこちらに近づいて来たのが分かった。

犯人は逃げ遅れて、その場で御用となった。

ヨウイチが「ありがとうございます。助かりました」とお辞儀をして、警察が「いえいえ、こちらこそ、勇敢に立ち向かってくれてありがとうございます」とお辞儀をして、犯人を車に乗せて帰って行った。

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