第13話

いつも廊下で


貴方の離れた後ろに私はいて



必ず瞳に写る


貴方の背中が



とても



眩しくて


愛しくて




格好良いなー…とか、


やっぱり好きだなー…とかって



想ってます




貴方の隣に走っていって


貴方と笑いあって手を繋ぎたくて



そればかり夢みてた




けれど


それはきっと違くて




私が走っていったら

貴方は振り向かないから



だから



これからは貴方より少し前を歩くよ




そしたら貴方が


私をいつも見てくれてるのかなって思えるでしょ





これからは貴方に勇気を出して声をかけるよ




そしたら貴方は


きっと振り向いてくれるでしょ





方法なんて、考えればいくらだってあるの





ただ、


一緒に並んで歩けたらな

ってだけなんだけどな




私は今日も頑張ります


貴方に少しでも想ってもらえますように




貴方の背中に向かって



誓うよ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る