第6話 カッ!
“神取忍”
〜宇宙店主の実況生解説〜
皆さん、どうも宇宙店主です。
今回の、“神取忍”。
全く意味は在りません。
地球人文學世界に於いて、言霊に意味を持たせる必要性など、一体在るのでしょうか?
適当よりもモット適当寄り。
良い加減の匙加減、実は真剣になるよりも道は険し。
底無しの適当さで空想物語を妄想し、無限に広がる原稿用紙砂漠に描いた方が愉しいかと、この宇宙店主は思います。
結局のトコロ、地球人作者が、果てし無い地球時間を費やし、渾身のチカラを振り絞って綴った物語。地球人読者はホンの数地球分で完読してしまいます。
「コノ作者の物語、全然ツマンネ。」
そんな事実を目の当たりにしても、決して憤慨せぬ様に。落ち着いて落ち着いて。
だからこそ一生懸命、適当且つ良い加減に描くのです。
地球人読者の評価が低い事に、苛立ちを覚えると云う事は、八つ当たりもイイトコ。もっと柔軟に生きましょう。其の意味も込めての“神取忍”デスね!。
“数を気にするな”
サテ。
さてサテさて!
ここで真打ちの大登場ですね!
地球人作家の皆さん、この宇宙店主からチラ見するに当り、チト“地球数字”を気にし過ぎの傾向がチト強し。
『感謝!総売り上げ、四〇〇〇〇〇〇冊!』等の宣伝広告を、良く本屋さんで御目々にする機会が在る、と宇宙店主は思います。デスが実際に作品を購入した“四〇〇〇〇〇〇人の地球人読者が、其の書籍に熱狂しているか?”
考えてみると、実は眉唾モノですね。
「良いですか?何故故に、地球上には沢山の古本屋が実在して居るのでしょうか?」
答え:地球人の購買層が要らない本を売るから。
「確かに、稀に、日地球々の生活に困窮した地球人の方々が、本当ならば一地球生涯に亘り、御手元に置いて置きたい、大事な価値の在る書物を金銭に換える為に、ナクナク手放す事が御座います。」
「地球人足る者、イノチが無ければ、書物を読む事憚らず、デスね?巧みな情報によって、洗脳された地球人読者の皆さんがツイツイ御購入されてしまう『ベストセラー本』。そして其のベストセラー本、熱に侵された季節を過ぎると、もう用済み。奴隷本確定の古本屋行き。」
「皆さん?
下らない宣伝広告に操られて、本を購入してはなりません。
『総売り上げ、四〇〇〇〇〇〇冊。感謝!』等の書籍を購入するのは、皆さんの自由です。デスが、其の作品が本当に面白いのか?と云うと、サテ如何でしょう?」
「更に傷口を拡げさせて頂きますと、本当に読書がお好きなので在れば、全く無名の地球人作家の作品を、周りからの甘い情報等を一切遮断し、御自身自らが『言霊の深海』へと潜り、自分だけの作品を手に入れてみては如何でしょうか?」
(売れている物語が、果たして本当に優れているモノなのか?)
売り込むのが下手で、口下手。且つ引っ込み思案な地球人作家の方々も、沢山この地球上には存在して居ります。しかしながら、その作品は、極上の言霊の綴りのブレスレット。又はネックレス。値段応相談。
どうか皆さん、売れている『数』に捉われず、御自身の感性に頼り、素晴らしい地球人作家の原石を発掘されては如何でしょうか?
この宇宙店主のお薦めは、本屋さんに出向き、地球人店員さんに、
「あのぉスミマセン?このお店の中で絶望的に売れてない創造世界小説って、一体どれですか?今地球日は、其方を頂いて帰ります。」
———— 実話です。
「そして、破滅的、壊滅的に売れて居ない地球人作家の皆さん。この宇宙店主に御一報アレ。この宇宙店主、読んで差し上げましょう。
この宇宙店主、常に不器用社会不適合地球人者の味方です。」
では。
宇宙店主
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