『短歌の秋』投稿作品(10月テーマ「光」)

小絲 さなこ

光る夜 生まれた街は 眩しくて お山に帰る 「あずさ」最終

2017年。東京から松本に移住して数ヶ月後、実家(東京某区)に帰省したときのこと。

新宿駅から見える街の光が見えたとき、とても懐かしく感じると同時に、眩し過ぎると感じた。



新宿から「あずさ」に乗ると、どんどん建物がまばらになっていくのがよくわかる。

本当に東京一極集中なんだなぁと。

そのことに対して、なぜか恐ろしさに似たような気持ちを持ってしまったことも、移住した理由のひとつかもしれないなぁと、当時の私は思ったのだった。


長野市民となった今は、北陸新幹線で帰省するから、そういった情緒にちょっとばかり欠けるのよね……





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