闇の冒険者
「闇冒険者って何だ」
「私達冒険者、が闇に落ちた者。君が倒した山賊達にも冒険者や商人がいたと思う。闇側には他にも暗殺部隊や機密機関といった者達がいる。だから私達は闇冒険者を潰すため、に行動している」
闇冒険者達。について教えて貰った。今までの行動とも一致していることから、何の抵抗もなく同意する。
「分かった。どの道売った金で、何でも屋しよう。考えていたから構わない」
「何処にありましたか?」
「え?消えてる?何故だ」
「もしかして、君が山賊殺し?」
「何のことだ。お前が闇の冒険者なのか」
「僕の名前はシキ。闇の冒険者。色情の名を持つ者」
闇の冒険者の一人。色情のシキが俺達の前に立ち話しかける。
「名乗る名前がない。けどあえて語るのなら、双剣でどうだ。色情」
「いいね気に入った。よ後は体で語り合おうか。双剣」
「山賊のボスクラス。登場して楽しもう」
「設置(セット)」
[考えられるのは、無数の罠(わな)。設置系の戦い方だろう]
「火流斬!(かりゅうざん)」
俺の攻撃に対し、しゃがんで回避する。
「次はこっちがやる」
「地面から蘿(つた)の攻撃とは想像以上に厄介かもな」
「闇にも階級があって、彼は上位のクラスだと思うわ」
「お嬢さん。分かってるな。実力の方はどうかな」
シキがやる気を出した瞬間。ミラが怯え俺の裾を握る。
「任せとけ」
「お兄さんただ者じゃないね。俺の圧を食らって、立っていた者。は数える程度しかいない」
「そうだろうな。俺には食らわないから、辞めて帰った方が助かる」
「分かった。今回は顔見だけだから、素直に帰るよ。とはいえ時が来たら戦うことになる。そこまでにお嬢さんはどうにかしないとね。んじゃまたね」
手を横に動かした瞬間。シキが消えて数秒後威圧から解放する彼女だった。
「大丈夫か?」
「今はなんとか。彼がやる気、出そうとした瞬間。怯え体が動かなくなるだけの圧」
「あれが、闇冒険者。こう言っちゃすまない。けど今のお嬢さん達では、勝てないなあれは」
「不服にもそう感じたわ。それで双剣は大丈夫だったの?」
「俺は大丈夫。いつか来る。戦いに向けて、部隊とギルドを作ろう。協力して欲しい」
「分かりました。」
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