第3章
第15話
おじさまには及ばないけれど
豆から珈琲を淹れられるようになった。
でも、どうしてだろう。
市役所勤務の時と心のゆとりが全く違う。
ここでは穏やかな気持ちになれて
自然と笑顔になれる。
「華依さん。パンケーキは作れますか?
試作珈琲を今週始めようと思うのですが
あれは苦い珈琲なので一緒にどうかと考えているのですが..」
「いい考えだと思います。
前に作ったりしていましたので
パンケーキは練習します」
「ありがとう華依さん。助かります」
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