第13話

ひと息つき、精算をしようとレジの前へ立つと


「試作品でしたのでお代は不要です。

その代わりではありませんがここで働いてみませんか?

ホットケーキのような軽食を提供したいのですが、お恥ずかしい話、どうしても不作でして、、

お返事はいつでも大丈夫ですのでご検討くださいますか?」


鳩が豆鉄砲をくらうとはこういうことを言うのか。尽くしてしまった。


「はい、わかりました。

ごちそうさまでした。おいしかったです」

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