第3話

いままで過ごしてした時間が

走馬灯そうまとうのようによみがえる。


学生時代に行った水族館。

図書館の閉館までテスト勉強をしたこと。

社会人になって湘南や北海道旅行へ行ったこと。


〈俺には華依しか居ないんだ...〉


嫌なことも悲しかったこともあったのに

思い出すのは楽しい出来事思い出ばかり。


この男性ひとを守ってあげられるのは

私しかいないんだ。私じゃなきゃダメなんだ。


この呪いの言葉ワードに迷い苦しめられた。


だけど、浮気は中毒だと思う。

また同じことをされて苦しむのは私自身...




 「いままでありがとう。さよなら。」

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