第9話
よく分からないが恐らくこの人たちは、私がおかしくなったのだと勘違いしているんだろう。
でも待てよ。よくよく見たらこの2人もどこかで見たことあるような…
違和感は感じていたけど、この部屋もなぜか見覚えがある。
私は、必死に記憶を巡らせた。
そしてふと近くにあったドレッサーに目がいき、ゆっくりと近付く。
……
「っ!!」
そして、鏡に映る自分を見てそれが自分じゃないのも、誰なのかも瞬時に理解した。
目の前に見える私は、純恋ロマンスに出てくる悪役令嬢「レイン・ローズ」だったのだ。
ってことはあの女の子2人はレインの友だち、いや取り巻きのミルとメイ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます