第2話

私の言葉に少し嬉しそうな顔をするリサ。


「私もリサみたいにならないかなぁ」


そう、リサは私の同期で美人な上にカッコ良く、上司からの信頼度も高い。


会社全体の注目の的で、もちろんモテないわけもなく、私とは生きてる世界線が違うのだ。


「ユカはユカのままで良いんだよ」


私の言葉を聞いて、優しい顔でそう言った。


「うわぁん、リサー!」


「はいはい」


抱きつく私の頭を撫でる。


リサとは入社した時からこんな感じだ。

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