第32話

男「あんたもカインさんに助けられた口か?」


ルーシー「はい。」


男「そうか。でも、カインさんに惚れるなよ?」


ルーシー「えっ?」


男「カインさんもケインさんもモテるから、惚れると辛いぜ?」


ルーシー「……………………やっぱり、二人ともモテるんですね。」


男「あぁ。今は二人とも別れたらしいけど、狙ってる女はたくさんいる。」


ルーシー「そうなんですね………………。」


そう呟いた時、胸がギュッと締め付けられる感じがした。


話している間に、カインの家に着いた。


ルーシー「ありがとうございました。」


深々と頭を下げる、ルーシー。


男「荷物くらい、どうってことないっすよ。また、いつでも声をかけてくれていいっすから。」


そう言って、男は去って行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る