第22話
ルーシーが用意すると、3人で食べた。
ケイン「あ~、本当に最高!飯を作って待っててくれるって、感動~!」
カイン「ははっ。本当だな。」
ルーシー「大げさね。大した料理じゃないわよ?」
ケイン「俺達の両親、小さい時に強盗に殺されてさ…………彼女ができるまで、ご飯を作って待っててくれる人がいなかったんだ。今は二人とも彼女がいないから、ルーシーが来るまで、家で待っててくれる人がいなかったんだ。だから俺は、彼女ではなくても、家でご飯を作って待っててくれるって、本当に嬉しいんだ!」
笑顔のケイン。
ルーシー「そうだったの。事情も知らずに、ごめんなさい。」
カイン「気にしなくていい。両親がいなくても、俺達には『ワットさん』がいたからな。」
ルーシー「ワットさん?」
カイン「あぁ。兵士長をしている人で、厳しいけど、優しい人なんだ。」
ケイン「最近は体の具合が悪いみたいで、心配だ…………。」
そうしてルーシーは、カインとケインから『ワットさん』の話を聞いた。
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