第13話

ルーシー「その日と次の日は病院に泊まらせてもらったけれど、今日の朝には病院も出ていかなくてはいけなくて………………。」


カイン「ずっと、噴水の所にいたのか?」


ルーシーは頷いた。


ケイン「それより…………別れた男は、本当にひどいな!傷ついた女を置いていくとか、マジありえねぇ!」


カイン「本当にな。あの時…………俺が病院に残って、男を説得すればよかったな。……………………くそっ。」


ルーシー「二人は優しいのね………………。」


す~っと涙を流す、ルーシー。


カイン「いや…………恋人がヒドイだけだ。」


カインの言葉に、首を振るルーシー。


ルーシー「カインさんが声をかけてくれる前に、何人かの男の人が声をかけてきたの。でも……………………。」


目をギュッとつぶる、ルーシー。

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