リースをハメる1 by カイン

第163話

《視点:カイン》


「ただいま。リースを連れて来た。」


俺が声をかけると、


「お帰りなさい。カイン、ケイン。いらっしゃい、リースさん。」


と、ルーシーが出迎えてくれた。


「お邪魔します。えっと………………あなたは?」


「私は、ルーシー。3人で一緒に住んでいるの。」


「どちらかの、彼女?」


「俺の彼女だ。」


俺が、そう言うと、


「そうなんだ~。」


笑顔を浮かべる、リース。


全く警戒していないようだ。


「さぁ、一緒にご飯を食べましょ?リースさんの分も用意してあるわ。」


「そうなの?ありがとう。」


そうして、4人で食卓を囲う。


俺とケインが隣り合わせに座り、俺の向かいにルーシー、その隣にリースが座った。

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