第62話

3人で訓練場に行くと、すでに稽古は始まっていた。


「おはようございます!」


オレは一礼して訓練場に入ると、元気よく挨拶をした。


『おはようございます。』


兵士の人達も、挨拶を返してくれた。


アーク国の兵士より、挨拶をしっかりしてる感じだな。


「おはよう。リース、ヒューイ君、ファリス君。」


コージーさんがオレ達の元に来てくれた。


「おはよう。コージーさん!」


『おはようございます。』


ヒューイとファリスが会釈をした。


「リース。今日の練習はどうする?やり方を変えるか?」


コージーさんがオレに聞いた。


「ううん。いつも通りやってて。気になる所は、声をかけていくから。」


「分かった。」


そうして、コージーさんの指示で、稽古が続けられた。


ヒューイとファリスは壁際に座り、全体を見守っている。

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