初めての夜

 今日は恋人と初めてのお泊まり会。

 全く眠れなかった私達は布団の中で見つめ合い、そのまま唇を重ねた。


 惜しみながら口を離すと、潤んだ瞳と目が合った。


「ねぇ、もう一回…」


 甘い囁きに抗うことができず、私達はまた口付けを交わす。


 もう一回、もう一回と求め合っていると、とっくに朝日は昇っていた。

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