初めての教室

第14話

そして今現在2年B組の教室前。


なんかうるさい声がたくさん聞こえる気がする…。


「お前ら俺が合図したら入ってこいよ。」


私達は頷いた。


ガラガラー


「お前らー席につけー。」


しーちゃんが入った瞬間、あれだけうるさかった声が一瞬で静かになった。いったいどんなわざを使ったんだろうか…。


「先生ー。転校生来るって本当ですかー?」


「ああ。本当だ。」


「男?女?」


「俺は女がいいなー。特に美人!」


「男がいい!イケメン!」


「両方だ。」


「「「よっしゃー(キャー)」」」


「お前らうるせえぞ!静かにしやがれっ!」


「「「…………」」」


「よし!お前ら入ってこい。」


しーちゃんが合図してきたので私達は教室に入った。


私達が入った途端、みんな固まったと思ったら、また叫びだした。


「「おっしゃー」」


「「キャー」」


「じゃあ、自己紹介しろ。」


「柊 礼央です。よろしく。」


「柊 実央で~す!みんなよろしくね!」


『桜木 美桜。よろしく。』

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