第6話

~実央SIDE~


もー。みーは無自覚にもほどがあるよ。


まっそこがいいんだけどねっ!


少し僕らのことを話そうかな?


僕らはみーが小さい頃からいつも一緒にいた。


僕と礼央は小さい頃両親に捨てられた。僕らの目が気持ち悪いんだって。僕の目は生まれたときから黄色かった。礼央は赤色。


そして僕らはみーの両親に拾われたんだ。


みーの両親はとても優しかった。


最初は僕らはいつも一緒にいて、笑わなかった。


そんなときみーに会った。彼女は小さかったけれど、とても綺麗だった。


みーは僕らの目を見て綺麗だねと言ってくれた。


その途端、僕らは始めて泣いた。あんなに泣いたのは自分でもびっくりした。それだけ、みーの言葉が嬉しかったんだ。


だから僕はみーが大好きなんだ。


彼女を失いたくはない。絶対に。


あの人たちのようには絶対にさせないから。


君は僕の大切な存在だから。





~実央SIDE終~

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