第4話ゴッドファーザーの末裔!?

「だからナニ、マボさん?」


ファンデーションの序でにミラー越しに睨んだら只、哀愁漂うマーロンブランドの様に黙りこくって膝を揃え俯き加減で、喫煙するマーボンに出会った。


 マーボン・ストレンチーノはシカゴ出身イタリア系マフィアの末裔らしく秘密の男の様に立ち居振る舞いが朝から晩までゴッドファーザー気取りだった。


「行くわマボさん」腰掛にスッと立ち上がりタイトな表情をして、「切羽詰まっています。」を物語って両手で、化粧ポーチと黒いエルメスを抱えドアの手前で振り向き、「早ようしろや!」と重低音でマーボンのハラワタを抉った。

「イエスマム!」

骨盤が起きて脊髄が伸びた!

 反射的に弾かれた様に腰を上げ直美の元へ駆け寄る!

 嘉手納基地在日米軍の時からの癖が直らなかった。

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