第18話
シャラ……
首もとにヒヤリとした感触がして、目を向けるとキラリ胸元で赤い石が光った。
これって……。
赤い石は小さなルビーだった。そしてそれは、私の誕生石でもあり……。
偶然……?
「御園生……さ?」
照れくさそうに笑う彼の、顔が目の前にある。
「クリスマスには少し早いけどな。」
「コレ、私に?」
私の首で揺れているのだから、それは多分間違いなく私になんだろうけど。
思わず確認してしまった。
だって……。
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