第2話

見知らぬアドレスから届いた1通のメールは、私の心に1滴分の波紋を落とした。




"わがみひとつの 


    あきにはあらねど"




波紋を落としたのは、その文面じゃない。




そのアドレスの中の単語。




『milk- strawberry』の文字。

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